テレビの音がうるさい親の対策。高齢者用スピーカーを買わずにできる!

テレビの音がうるさいと感じる妻

「テレビの音がうるさくてイライラする!」
「今すぐ対策がしたい!」
「隣人の迷惑」

難聴の母をもつ私が試し、効き目があった対策を紹介します。お金とストレスをかけず、できそうなことから取り組みます。
落着ちついて見ていきましょう。

目次

テレビの音がうるさい親の対策

テレビとリモコン

テレビの音を聞こえやすくする必要があります。
家族の音のボリュームが大きいのは、聞こえにくいからです。テレビの音を聞こえやすくしてあげることで、音量の低下につながります。
簡単にできて、効果を感じやすいです。

テレビの音を聞こえやすくする方法

高齢者になるほど、耳が遠くなりがちでです。一般的な老人性難聴だと、高音から聞こえずらくなります。
なので、高音を聞こえやすくする設定をしてあげましょう。

音声モードを変えることで、聞こえやすさが変わります。

音声モードクリア

「メニュー」⇒「音声設定」⇒「音声モード」⇒「クリア」

メーカーによって名前は違います。
ほとんどのメーカーは、聞こえやすい設定が用意されています。「クリア」「はっきりモード」「くっきりモード」など。

 (※シャープの場合は「モード3」にします↓)

シャープのテレビの設定を聞こえやすく

2,サラウンドがオフになっているか確認(ここが重要)
サラウンドのオフ設定
サラウンドを「オフ」になっているか確かめます。
「オン」の場合は、音に臨場感が出ますが、音に広がりが出るため、聞き取りにくくなります。
今回は聞こえやすくするため、「オフ」にします。

さらに高音と低音を手動で変える。

モードの変更と、サラウンドのオフによって、聞こえやすくなったと思います。
それでも聞こえやすさがかわらなかった場合は音域を上下させます。

具体的には、高音を上げて、低音を下げます。
高齢者になるほど、高音が聞きづらくります。

①まず高音を上げましょう。(右側へ)
テレビの高音を上げる
聞こえやすいと感じるところで、調整しましょう。

②高音を上げたら、次に重要なのが低音を下げることです。
低音を下げる
低音を上げてしますと、音量が大きくなってしまうので注意。

ポイントは、高音を上げて、低音を下げること。

変更し過ぎて、元の設定がわからなくなっても心配ありません。
その場合は、「標準に戻す」を押しましょう。
簡単に元に戻るので、気にせずいろいろ試しましょう。

さらに字幕を付けると理解しやすい

テレビの字幕字幕を表示によって、音量を下げてもテレビの内容がわかる作戦です。

目と耳で、テレビの内容が理解しやすくなります。
初めは、字幕に慣れず違和感がある場合があります。

(番組によっては字幕が出ない場合もありますが、ほとんどテレビ番組は字幕対応になっています。)

こちらも、リモコンで簡単に設定することができるので、試してください。

例:「設定メニュー」⇒「機器設定」⇒「字幕の設定」⇒「オン」

テレビの音量の平均はどれくらい?

「私の家のテレビの音量は大きい方なのかな?」
「みんなどれぐらの音量でで聞いているの?」

テレビの音量はどれくらいが適正か気になりますよよね。周りの人がどのくらいの音量で気になるところ。

平均音量はおよそ15~30が多かった

テレビの音量の平均

メーカーによって音量は違うし、部屋の広さによって音の聴こえ方が変わります。
シャープのAQUOSの中でも、最大音量が60のもあれば、最大100の機種もあるんです。
そのため、他の人の音量はあてにならないと言えます。
ただアンケートや個人的調べによる、テレビ機種にかかわらず音量15~30の範囲でテレビを見ている人が多かったです。

もし大幅に超えているようであれば、あなたのテレビの音量は平均より大きい方かもしれませんね。

音量は60デシベルには抑えたい理由

「60デシベル」といっても、あまりピンと来ませんよね。
下の表を目安で見ると、イメージがつきやすいと思います。

20デシベル ささやき声 ほぼ聞こえない
40デシベル 静かな図書館 小さく聴こえる
60デシベル 洗濯機、掃除機(両方1m) うるさく感じる
80デシベル 地下鉄車内 騒音レベル

60デシベルは、近くで聴く掃除機や洗濯機の音と同じで、不快を感じるレベル。
環境省が出している「騒音基準」によれば、

・昼間は~55デシベル以下
・夜間は~45デシベル以下

地域によって異なりますが、昼間であれば55デシベルにおさえることが望ましいとされます。
参照:環境省(騒音に関わる環境基準について)

なのでテレビの音は60デシベル以下には抑えたい。
(周りには、それ以下で聴こえてるということ考慮して、多めに60としました。個人の意見です。)

自分のテレビの音量の大きさを知りたい時は、数値を図れるアプリもあります。
【騒音アプリ】で検索すれば、何個かでてくるので調べてみましょう。
私が試したアプリはこちらです。【騒音測定器 (Sound Meter)】

テレビの音が聞こえない原因は何?

原因を知ることで解決できる場合もあります。

テレビの音が聞こえない原因は主に3つです。
どれにあてはまりますか?
①音が聞こえにくい環境
②聴力の低下
③両方

一つずつ見ていきましょう。

テレビの音が聞こえにくい環境

周りの音がうるさくて、テレビの音が聞こえにくい。
「あたりまえ」と、思うかもしれませんが、これが意外と気が付きにくいんです!

例えば、車の中で音楽やテレビを聞く場合。
この時、実は音量を大きくしがちです。(自分では本当に気付きにくい)

これは、走行しているタイヤの音であったり、周りの車の音など大きいため、車内のテレビを大きくしてしまっています。
一見、くるまの中は静かそうに思いますが、意外と大きな音なんですよね。

地面と接するタイヤの音がうるさいんです。

私が実際に試してみると、時速50kmで走る車内の音は、60デシベルでした。これは、自走するタイヤの音や、風切りの音が原因。

テレビをつけながら走行する場合は、これよりも大きくなります。
このように、何気なく生活していても、周りの音に遮られていることが多いです。静かな家の中であっても、環境音が大きかったりします。

周りの音を下げれば、テレビの音も聞こえやすくなり、音量を下げることができます。

【家の中でもうるさい音】

  • 換気扇の回る音
  • 冷蔵庫の音
  • 隣の部屋の人の声
  • 窓から聞こてくるタイヤの音、等

テレビを聞こえやすくするには、周りの音を下げる必要があります。本当に気付きにくい!

まずは、耳を済まして、テレビ以外の音を見直しましょう!!

②聴力の低下

年をとるにつれ、聴力は弱っていきます。
加齢による難聴、つまり老人性難聴は、高音から聞こえにくくなります。

難聴といっても治りやすいのと治りにくい難聴があります。
詳しい難聴の原因については、別記事でまとめました。
[sitecard subtitle=難聴の原因について。治る治らない? url=https://miraispeaker-hyoban.net/deafness target=_blank]

イライラする前に違う対策を検討する

「テレビの音を下げたい!」と考えていると、イライラして視野がせまくなっている可能性があります。

心を広くし、ゆとりを持つことで、解決策が見つかるかもしれません。
選択肢としてできることがないか見てみましょう。

①ヘッドフォンをつけてもらう

ヘッドフォンを付けてもらうと解決してしまいます。

親子の関係性もありますが、
「ヘッドホンを付けてちょうだい。」
という言葉選びも、工夫しなければならないです。

また圧迫感や、締め付けがあるので、嫌がる親も多いの現実。
一度嫌がると、使用してくれないので、初めからゆったりした物がおすすめです。

②音楽などで紛らわす

親の行動が変わらなければ、落ち着いて自分が変わるのも一手。例えば、「耳栓」、または「イヤホン」などで音楽を聞く。

音が苦手な方は、耳栓をし、その上からヘッドフォンをしてみてもいいでしょう。
クラシック、自然の音などで試してみてください。

③部屋を移動する

難しいかもしれませんが、親の部屋を変える。もしくは、自分の部屋を変えてみる。あくまでも、選択肢としてです。

テレビの音は、隣人にも迷惑がかかっている場合があります。
部屋を変えれることが可能であれば、一度相談してみてもいいでしょう。

④ビデオ録画を活用する

親が見る番組を録画してあげ、見る時間帯を変えてもらうと有効。
例えば、家の人が出かけている時間帯に見てるもらうなど。

深夜や早朝のテレビの音は、他の人に迷惑がかかるケースが多いです。
録画で、時間帯を変えることによって解決する場合もあります。

⑤聴力の低下を感じてもらう

自分では、なかなか「聴力の低下」がわからないもの。聴力の低下を実感してもらうと、音量に配慮してくれるかもしれません。

下の動画は、年齢により聞こえない音がわかる動画。

⑥補聴器を着けてもらう

補聴器をつけてもらうと、改善されます。テレビの音だけでなく、大声を出さなくてすむので会話がしやすいでしょう。
ただ、補聴器に抵抗がある人は非常に多いです。

「そんな年寄りではない。」
「かっこ悪い。」
「補聴器の選び方がわからない。」などの理由から。

そもそも、補聴器屋さん(眼鏡屋さん)へ行くハードルが高いです。補聴器が合わないことも多い。

私の経験上ですが、眼鏡屋さんで補聴器選びをすると、店員に押されて購入してしまうことがありました。(母が。)
検査などを一生懸命してもらった後に、断るのはなかなかできません。

補聴器選びに「店頭にわざわざ行きたくない」という人は、みみ太郎がおすすめです。↓

みみ太郎

みみ太郎

 

良い点は、郵送で気軽に試せることです。
補聴器は抵抗感も多く、高齢者にとっては選ぶのもたいへんです。
親の意向を組んであげ、着けてもらえたらいいなぁぐらいの気持ちでいましょう。

⑦明日は我が身だと考える

家族がリビングに集まる聴力検査の動画を見た人は、自分の聴力も理解できたと思います。

年をとるにつれ、聴力は弱っていくのが自然です。
誰もが年をとっていくものです。
「自分もいつかは、耳が遠くなるんだなぁ」と思えば、ストレスが和らぐかもしれません。

それでもだめなら高齢者用スピーカー

音が聞こえづらい人に合わせて、スピーカーを変えるといいでしょう。高齢者用のスピーカーの中でも、私はミライスピーカー使用しています。

音自体を聞こえやすくし、テレビの音量を下げるスピーカーです。一般的な「お手元スピーカー」とちょっと違いいます。bluetoothではないし、モノラルだったりします。

「手元で音源を近づけて聞こえやすくする」、というよりは「音の形をはっきりと伝えて」聞こえやすくするスピーカーです。

結果としてテレビの音量を下げることができます。
詳しいミライスピーカーのレビューは下の記事でまとめました。↓
[sitecard subtitle=ミライスピーカーのレビュー url=https://miraispeaker-hyoban.net/kensyo target=blank]

まとめ

アンケートでもテレビの音がうるさいと感じる方は非常に多い。

テレビの音がうるさい親 グラフ

ストレスや、隣人の迷惑を考えるとイライラ。
私もつい「音下げて!」と、強い口調になったりします。

優しく接しようと心がけても、なかなか難しいですよね。
親がいるからからこそ、「うるさく感じることができる」といいう考えは立派です。

人によって家庭環境が異なるので、まずはできることから始めてみませんか。

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